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コラム

耐震等級について
2025.07.26 住ごこち 家の性能

プランサーバーの標準仕様について

プランサーバーは標準で耐震等級3です

しかもただの耐震等級3ではなく許容応力度計算で算定した耐震等級3です。

二つの大きな違いはこんな感じ。

 


🔹 1. 品確法(住宅性能表示制度)の耐震等級3

  • 根拠:住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく基準

  • 設計法壁量計算または簡易な仕様規定

  • 対象:主に木造2階建て以下(在来工法、簡易な構造)

  • 目的:誰でも一定の性能が担保できるように、簡易な計算で強さの目安を示す

  • 特徴

    • 簡易で建てやすい

    • 建築確認申請で通しやすい

    • あくまで目安のような位置づけ(本格的な構造解析はしていない)


🔹 2. 許容応力度計算による耐震等級3

  • 根拠:建築基準法施行令に定められた構造安全性の詳細計算

  • 設計法許容応力度計算(構造力学にもとづく詳細な応力計算)

  • 対象:中大規模木造、鉄骨造、RC造などを含む全構造

  • 目的:地震や荷重に対して構造部材の耐力・変形・応力度まで正確に評価する

  • 特徴

    • 建物の安全性・剛性・ねばり強さまで評価

    • 大地震後も「倒壊しない」だけでなく「被害が少ない」設計ができる

    • 国の庁舎・病院・消防署などはこの方法で耐震設計される

    • 専門の構造設計者が必要


🔸 要するにどう違う?

比較項目 品確法 耐震等級3 許容応力度計算 耐震等級3
計算方法 簡易な壁量計算 詳細な構造計算(応力度解析)
対象建物 主に木造2階建てまで あらゆる構造・階数に対応
地震に対する信頼性 一定の基準を満たす より高い精度で安全性を確保
設計・審査 一般設計者でも可能 専門の構造設計者が必要
想定される強度 やや甘め 精度が高く、安全率も高い

 

同じ耐震等級3でも大きく違うんです。

しっかりと構造計算に裏打ちされた許容応力度計算となんとなくの品確法。

どちらの耐震等級を選びたいですか?

 

プランサーバーの耐震等級は許容応力度計算の耐震等級3です。