COLUMN
コラム
地域区分について
2022.01.08
家の性能
省エネ住宅の基準を決めるときに重要になってくるのが地域区分と言われる地域分けです。
国土交通省が定めたもので、北海道から沖縄までを8つのエリアに分けて基準を設定しています。
それぞれの場所によって冬の寒さが違うのに同じ省エネ基準を設定していたら寒い地方は省エネな家になりにくいので
地域ごとの省エネ性能が設定されています。
1地域が一番気候が厳しい地域。
8地域が沖縄などの一番温暖な地域です。
画像 マグイゾベール https://www.isover.co.jp/region-by-climate
私達が暮らす福山市のある瀬戸内沿岸エリアはは6地域
少し北の方に上がった神石高原町や世羅町は4地域です。
温暖になればなるほど省エネ性能の基準は下がっていきます。
HEAT20の基準でだと6地域のHEAT20G2グレードが4地域のG1グレードと同等です。
寒くなればなるほど住宅性能を高くする必要があるのです。
※HEAT20の基準についてはコチラ
寒いエリア夏季が比較的涼しいので断熱性能を上げれば省エネにつながりやすいのですが、
6地域以南の温暖なエリア、特に瀬戸内エリアでは断熱性能を上げる事と夏季の日射取得や冷房負荷についても計画しておかないと
省エネで快適な家ににはなりません。
ここをしっかりと計画する必要があるのでそれはまた別の記事にて。
あとご注意いただきたいのが、インターネットで住宅性能を調べるときに、その記事はどこの地域区分で書かれているのか、をしっかりと見定める必要があります。
基準値が高いと思ってたら1地域や2地域の話だったということが多々あります。
特に寒い地域のほうが住宅性能にこだわった工務店が多いのでそういった記事が多くなるので自分達は何地域なのかを覚えておくと混乱しなくてすみますよ。
どこが何地域までは覚える必要はないので、瀬戸内沿岸エリアは6地域!
と覚えておいてください。