東大COMMAハウスに行ってきました。

2012/06/20カテゴリー:新着情報

すこし遅くなりましたが、東大COMMMAハウスに行ってまいりました。

東大COMMAハウスとはなんぞや?
と思われる方がほとんどだと思います。

詳しくはHPを見ていただくとして、大まかに説明すると日本の最高学府東京大学とLIXILが共同で建てた超高性能実験住宅です。
採風と採光と断熱気密性能のアップで一年を通して快適な室温にするためにはどうするのか?というテーマの下運用されているそうです。
公式HPによると
東京大学生産技術研究所とLIXILの共同実証実験住宅「COMMAハウス」完成
2020年に広く普及するスマートハウスを目指し、
住宅におけるエネルギーマネジメントの実証実験を開始します

とのこと。
実験って何をするかといいますと、外気温何度の時にどこの窓をどう開けたら室温が何度下がった
とか
南からの風が吹いている時にこの窓を開けたらどうなった
とか
外気温何度の時にアルミサッシと樹脂サッシだと実際どれぐらい温度差ができるのか
等全てのデータを取っているそうです。
人は住んでいませんが、人が住んでいるように電気やや水を使ったりお湯を使ったりと負荷をかけているそうです。

場所は東大駒場キャンパス内。

この度はゼロエネルギー住宅を作っている工務店限定で見学させていただきました。
弊社もゼロエネルギー実験住宅を持っているので、どんなことをしているのか興味津々です。
写真をたくさん撮ろうと思っていたのですが、撮影禁止との事で内観写真は一切ありません。

インターネットに図面があったのでそれを貼っておきます。

中に入ってみての感想は涼しい。それに限ります。
5月中旬の暖かい日だったのですが、中の温度は20度ぐらい。体感温度が下がるので涼しく感じました。エアコンは付けてなく、採風と太陽光のコントロールのみで温度をキープしているそうです。
もちろん断熱性能が高いので、外気の影響を受け難くなっているからこそできる事ですね。

全方位に様々な窓が付けられており、季節や、時間によって開ける窓を変えたり全部開けてみたりしてデータを取っているようです。
開口部をコントロールすることで、室内に風を作ることが可能になっていました。
ゆっくりでもいいから空気が動いていれば人間は涼しく感じます。
この時言われていたのが、一箇所だけ開けていても空気は動かないので、あまり意味がなく、小さくてもいいから入り口と出口を作ってやることが大事。だそうです。
計画的に狙った窓から風を抜くことができるのは気密性能が高いから隙間から空気が抜けないからというのもあります。

家全体の空気を動かすために、リビングには大きな吹き抜けがあり、そのまま2階ロフトの窓まで空間が続いています。
ロフトの窓と下の窓を開放することで、温度差で風が起こり、上に溜まった熱気がロフトの窓から抜けていくという仕組みです。

現在、国からゼロエネルギー住宅に関する補助金が出されていますが、ゼロエネルーにするために太陽光発電に頼るだけでなく、光や風、雨などの自然エネルギーを有効に活用していくことが重要になってきます。
もちろん、家の断熱性能はしっかりあるという前提です。

本気でゼロエネルギーにするには現在の次世代基準よりもまだ上の基準の断熱性能が必要です。しかし現在は太陽光発電を乗せただけの、「なんちゃって」ゼロエネルギーハウスがたくさん建っています。
ゼロエネルギーにするためには、断熱気密性能を上げてそもそもエネルギーのいらない家作りが絶対に必要になってきます。
家の方角、その地域に吹く風、住まわれる方のライフスタイル。
そのすべてを考えてからの設計でないと本当のゼロエネルギーにはなりません。

プランサーバーの家作りでは次世代省エネ基準は最低ライン。
本当に快適で省エネな家をつくろうと思うと、断熱性能だけではなく設計から考えていかなくてはいけないと考えさせられる見学でした。
重要なのは風えお作るという事。
温度差で空気が動けば風が吹くので、熱気を抜くための窓、入れるための窓等昔からの家作りの考え方のいい所を最新の家に取り込めばしっかり省エネができる快適な家ができますね。

最後に唯一許された外での記念撮影をして東大を後にしました。